Live tour2007
 Come on Stand up!〜in大阪〜


さいたまアリーナ公演のページにも書いたが、当初、今ツアーのテケテケエリアでの公演は初日の
さいたまアリーナ公演だけのはずだった・・・ そこで、一度でも多くのツアーに帯同すべく、チケット申し込みの際に
テケテケは訪れた事のない大阪城ホール公演のチケットを手配していた。

しかし、お仕事の都合上お休みが取れなかった事と、ファイナル公演に東京・代々木体育館公演が追加された
事を受けて直前まで大阪公演への参戦は断念する方向で考えていた。

ところが、引き取り手もないままに手中に残るチケットを前に、公演日が近づくにつれて何とか参戦できる
最後の“秘策”を案じるようになっていた。 その“秘策”とは、お休みを同僚の方に交代してもらった上で、
コンサート参戦のその足で夜行列車に飛び乗り、翌朝東京駅に着くなり職場での勤務に就く−という、
社会人としてはあんまりオススメ出来ない最後の手段なのだ。 自身としても最後の最後までその点への
葛藤もありながら、自身初となる大阪公演参戦への願望を強くしていった・・・

首尾よく同僚の方の協力を得られてコンサート当日を休みに出来た。そして、これまた職場の先輩の
御協力によって帰路となる夜行列車の寝台をキ−プ。 最後の葛藤の中にあって大阪行きの下準備は完了した。
この段に来て初めてテケテケは今大阪公演への参戦を決心、多少スケジュール的にも無理のある
行程ではあるが、こうして周囲の状況に背中を押してもらって東京を後にした。

今回の旅の目的は、30日のライブ参戦に他ならなかったが、せっかくの大阪行き・・・

お仕事柄ある「明け番」を活かして29日のうちに大阪入りしてその時を待つ事にした。

9時30分過ぎにお仕事を終えたその足で東京駅へ向かい、ゆったりめに乗車できた10時33分発のぞみ83号を選択、13時09分に新大阪駅ホームに降り立った。

あてもなくさまよい出た今旅行・・・
特にコレといって行くアテもない。

大阪の地をふらつき歩き、この日もコンサートが行われている大阪城公園を散策した。

翌30日、この夜のコンサート参戦を前に、テケテケにとってのもう一つの「イベント」が発生。
通りすがりのポスターにオリックス・バッファローズの試合日程が目についた。
しかもこの日、テケテケは2004(平成16)年に大阪を訪れた際のドームツアーのみで観戦を果たしていない
京セラドーム(大阪ドーム)での試合が組まれている。 ・・・そうと知っては行かない訳にはいかない。
コンサートの為だけに大阪にやって来たテケテケに、確信的な目的を得た。

2004年大阪旅行へ

そのスタジアムでは、
オリックスブレーブス対西武ライオンズの23回戦が
行われていた。


今季のパ・リーグ、5位・6位にあえぐ両チームの
“下位決戦”。 今季、地元・東京ドームでは
終始白熱した首位決戦に興じていたテケテケには
今ひとつ熱さに欠けたが、その分気楽な
野球観戦を楽しめた。

13時に始まった試合は4−1でオリックスの勝利。
2時間36分の一戦だった。

そして、いよいよ大阪決戦の時がやってきた。

剛さんのいつもにも増したパワフルなライブはこの日も健在。

『長渕剛』がまだ無名の新人の頃、前座で30分の時間を与えられ、
初めてのアンコールを求められた思い出の地がここ大阪だそうだ。

その大切な地・大阪で大切なファンとのひとときの時を共有する。

終盤、メニューにない唄を歌うぞとチョイスした「夕焼けの唄」の
サビ部分において剛の声がかすれて出なくなるハプニング・・・

暖かい雰囲気に包まれたバラード曲にして、うっとりとして聞き入っていた
ファンも剛さんのピンチに一転、会場に緊張した空気が張り詰める。

それでもかすれた声で懸命に歌い続ける剛さん・・・

テケテケたちファンも、その懸命な姿に感動。
かすれて出ない剛さんの声にファンの歌声をかぶせて
その一曲を“完成”させた。
「ゴメンね・・・」かすれた声でこう一言を発すると、
剛さんの目にはキラリと光るものが。
いつもは「夢のひととき」にどっぷり浸かり、公演中は腕時計すらもしまいこみ
その空間に身を任せるテケテケだが、この日ばかりは勝手が違う。

先にも書いたが、夢空間が覚めると同時に明日の仕事へ向けた現実へ
舞い戻る必要がある・・・ 大阪の地から東京へ。

この日、テケテケを東京の地へ引き戻す寝台急行「銀河」は22時22分に
大阪駅を発車する・・・ 18時チョイに開演したこの日、普通に3時間と
目算すればちょうどラストまで立ちあって会場を後にする。
−となるところだが、パワフルな剛さんのライブはここからが真骨頂。

「帰りが遅くなっても知らねぇぞ」とファンの求めにも応じて、これでもか
とばかりに次なる楽曲を繰り出す。 21時を過ぎ、テケテケも左腕の
時計が気になってきた頃、テケテケが今アルバム中一番好きな楽曲・
『Tomorrow』が流れる。 しっとりと優しいバラード曲だ。

テケテケはこの曲をラストに決めた。
この曲を最後に会場を後にしようと・・・ 剛さんライブに参戦する中で
初めての途中退場となるが致し方ない。

『僕だけの君に 君だけの僕に 離さないでかたときも 僕の命は君の為だけに生きている
Tomorrow Tomorrow 明日を信じて Tomorrow Tomorrow 愛に立ち向かう』
剛さんのステージも、この曲で二度目のエンディング。
鳴り止まぬ「ツヨシコール」の中をテケテケは断腸の思いで後にした。

会場内はこの後も熱きファンの声援に応えてニ度目のアンコールに沸いていた・・・
しかし、時間に追われていたテケテケにとっても、このアンコールのおかげで出口での混雑もタクシー待ちの列も
駅へ向かう道路での渋滞も回避した。 テケテケにとってのこの夜はアソコで終わったものと思う事にする。
三度目のステージはもともと無かったものと。

22時22分、テケテケを乗せた寝台急行・『銀河』は定刻に大阪駅のホームを走り出す。 ついさっきまでの余韻と、大阪の地への別れの情とが交錯し、すぐには寝付けないと知りながらも寝台の手持ち無沙汰と翌日のお仕事を思ってすぐさま横になった。

案の定、寝つきは良くなく零時頃に流されたこの夜最後の車内放送まで耳に残っている。 次に放送がかかる頃は東京駅に限りなく近づいている頃だ・・・と、自身の持つアラーム類も全てセットして朝を待った。

「フッ、フッ」という吐息に続いて「皆様おはようございます」といういつもの調子のアナウンスが始まった。 もうすぐ着くのかな? 寝起きで状況が理解しきれないテケテケに放送が続く・・・ 「先ほど3時30分頃、神奈川県におきまして大きな地震がありました関係で、ただいま列車の運転を見合わせております・・・ ただいまこの列車は富士駅に停車しておりますが、この先の運転についてはメドがたっておりません。 つきましては新幹線への振替も検討されておりますので、ご希望される方はこの後車掌が参りました際にお申し付け下さい・・・」。 この後やって来た車掌に状況を確認すると、ここ富士駅には既に一時間以上止まっているらしい。 テケテケが夢の中にいるその時から。 そして次なるアナウンスがあるまで約1時間・・・ テケテケはこの日の勤務の遅刻を覚悟せざるを得ない状況に陥った。
ついに寝台急行・銀河での帰還をあきらめ、新幹線への乗換えを指示された。 もはやテケテケにとっても新幹線で見込まれる到着時間・8時13分以外には始業時間に間に合う術もない。 残されたわずかな可能性を信じてダッシュした。

富士駅6時33分発の普通列車で終点・沼津へ。
到着が6時51分。

沼津駅で階段の上り下りによる乗り換えの後、一駅先の三島駅を目指して6時58分発、7時02分着。
どちらも通勤・通学の時間に差し掛かり、列車は混雑している上にダイヤ乱れで終始先行きに不安が付きまとう。

三島駅到着後もドアが開くなりの猛ダッシュを決め、新幹線乗り場へと急いだ。三島駅7時19分発の新幹線、当駅始発のこだま号へ振替が認められたが、三人掛けシートもほとんど埋まって途中駅からは立ち席を余儀なくされる人も多かった。

何とか予定通りに8時13分、東京駅に到着。

しかし、この後も予断は許さない・・・
テケテケの目指すべき職場まで、この後乗り換え2回。
しかも既に山手線・京浜東北線も遅れているようだ。

幸いにして始業10分前に駆け込みセーフ。
熱〜い夜から一転、薄氷を踏むような旅のエンディングを迎える事となった。
やっぱり旅の計画はゆとりを持たなくちゃ・・・

こうしてまた“メモリアル”なライブがテケテケの脳裏に刻まれた。

01.COME ON STAND UP
02.FIGHTING BOXER
03.即興曲〜くそったれの人生
04.月がゆれる
05.鹿児島中央STATION
06.愛してるのに
07.くちづけ
08.素顔
09.いつかの少年
10.おいで僕のそばに
11.東京青春朝焼物語
12.鶴になった父ちゃん
13.明日へ向って
14.泣いてチンピラ
15.愛して
16.桜島
17.いけ!いけ!GO!GO!
〜アンコール〜
18.勇次
19.観覧車
20.夕焼けの歌
〜アンコール〜
21.とんぼ
22.TOMORROW
〜アンコール〜
23.情熱
24.神風特攻隊
〜アンコール〜
25.しあわせになろうよ

(’07.10.14up)
〜この日乗車した急行『銀河』は’08年3月14日をもって姿を消した〜

    
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