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国立科学博物館付属
自然教育園
東京都港区白金台5−21−5
(03)3441−7176
http://www.ins.kahaku.go.jp/
山手線・東急目黒線:目黒駅より徒歩7分
地下鉄南北線・三田線:白金台より徒歩4分
開園 9:00〜16:00(16:30まで在園可)
休園 毎週月曜日、祝日の翌日、年末年始
入園料 一般・大学生300円、以下と65歳以上無料 |
とある晩秋の日の午後、かつて同じ職場でお世話になった大先輩と久々の再会を果たし、
行きつけの居酒屋で昼食を兼ねた杯を交わす機会を得た。
そしてその日の夕刻までの残された時間を有効に活かすべく、ここ自然教育園での散歩をお誘い頂いて
都会の中にいる事を忘れさせるほどに広大な自然に身を置いた。
ここ自然教育園は400〜500年前の中世の豪族の館時代から始まって、その後、江戸時代には高松藩主
松平頼重の下屋敷、明治時代には陸・海軍の火薬庫、大正時代には皇室の所有地たる白金御料地として
歴史を重ねてきたため、この間一般の人々は中に入れず、まれにみる豊かな自然として現在にまで残され、
1949(昭和24)年に全域が天然記念物および史跡に指定されると同時に、一般に公開されるように
なった場所であるといいます。(園の配布パンフより)
自然のそのままの姿であって、後から人工的に作ったのではやっぱりこうはいかないでしょう。
この地を案内してくれた“大先輩”は、この地・目黒がご当地で、この場所を幼少の頃から訪れているという。
まさに、日々変貌する大都会・東京にあって、手を付けられる事なくその当時のまま
昔の面影が残されたこの地は御当人にとってタイムスリップそのもの。
思い出いっぱいのこの地に、今でも時折訪れているという。
ある瞬間、“大先輩”は突然しゃがみこみ、なにやら落ち葉と小枝とどんぐりで工作を始めた。
幼少の頃の記憶をたどりながら「帆掛け舟」の完成だ。
次なる水面で進水式を予定して歩を進める。
目的の水面で、いざ進水だ!!

うまく進水に成功!かと思えたが、水面に流れがなかった事もあってほどなく沈没・・・

残念。
それでもテレビゲームでも何でもなく、自然を相手に自然とともに遊び、
生活していた“その頃”の姿を垣間見せて頂いた。
数百年前から続く景色がこの景色なら、園外の左右を見渡して視界に入る全てのものが
「作られた世界」なのだ。
「作られた世界」と「作られた世界に生まれ育つ人間」、そして流れる時間。
周りの全てのモノは便利に快適に作り変えられていくが、最後に残った自身の身体、
生き物の『命』だけが数百年前も今も変わらない『限りある命』
便利さと快適さの都会生活は色々なものを忘れさせ、
不便さともどかしさの中での自然は生命の息吹とともに忘れたものを思い出させる。
ドックン、ドックン・・・自身の内側から叩く鼓動が愛しい。
−全てのものは自然に返る。
(’08.1.16up)
散策日’07.11.25

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