東京マラソン2007

2007.2.18 9:10 新宿都庁前スタート

2007年2月18日、第1回”大マラソン祭り”が開催される。首都・東京を3万人のランナーたちにあけ渡す日だ。

2016年オリンピックの国内立候補都市に決定され、同オリンピックの招致を目指す石原都知事の肝入りで実現した
東京マラソン。 東京の観光名所的なスポットを一巡するコースを掲げ、東京の魅力や東京でのオリンピック開催能力
を世界に向けてアピールする大きなチャンスとなる。

また今大会は第11回世界陸上の日本男子代表選手の選考を兼ねており、国内外のトップランナーと一般市民ランナー
とが一緒に走るという市民ランナーにとってはそれだけで“夢のひと時”“夢の共演”が実現する。
その記念すべき第1回大会にテケテケの親戚が参戦、テケテケも“その日”を追ってみた・・・

まずは大会を翌々日に控えた2月16日、午前10時から東京ドームにて参加受付を開始。
併せてこの日と大会前日となる17日、東京マラソンEXPO2007と題したイベントが開催、参加受付とともに
各種マラソングッズの展示即売のほか音楽隊コンサートやよさこい踊り、雅楽、民謡といったステージで
ランナーたちの士気を高める。

いよいよ大会当日の午前5時・・・ 前日夜からのあいにくの雨の中、大会開催が決定。
スタートのその時が刻々と近づく中、選手や観衆が寒さに負けずぞくぞくと集結。
号砲の放たれるその時を待った。
 そして9時05分の車いすの部に続いて9時10分、待望の
 その時がやって来た・・・

  95044人の応募があった同大会、抽選の末30870人の
  ランナーがスタートラインに立った。

 人・人・人・・・3万人のランナーが続々と押し寄せる・・・
 その光景はまさしく圧巻!

 スタートを告げる号砲から、最後尾のランナーがスタート
 ラインをまたぐまでに20分以上を要すという。

スタート地点で全ランナーのスタートを見送って、テケテケはJR線で市ヶ谷駅へ・・・
飯田橋駅までの一駅を歩くことにする。(お前も一駅くらい走れよ〜ってツッこまないでね)
その駅間の途中に5キロ地点を通過。

東京マラソンでは約5キロごとに関門があり、あらかじめ設定された閉鎖時刻を過ぎてしまうと競技を続けることが出来ない・・・ その後は移送バスによりゴールへ向かわざるを得なくなる。

ちなみに第1収容関門・5.6kmの閉鎖時刻は10時33分、スタートから1時間23分に設定されている。

新宿駅へ戻って電車でこの地へやって来たテケテケはかなりの後段らしく、給水所の飲料もその片付けを始めていた。

ちなみに、テケテケの応援する親戚の通過は9時52分・・・
テケテケが市ヶ谷駅へ向かう車中だったようだ。

テケテケは皇居付近のシーンを見たくて竹橋へ移動。

しかし1キロを5.6分もかからずに走り抜けるランナー達・・・

5キロ地点でレースの最後段を見送ったわずか2.3キロ先の
この地点ではほとんどのランナーが走りぬけ、第1収容関門での
閉鎖時刻が過ぎている事もあって、ランナーの姿をほとんど
見ることは出来なかった・・・

テケテケの目算違いでこの駅での下車はほとんどムダ足に
終わった・・・ マラソンルートを見て、少し先へ進む事にしよう。
テケテケが次に訪れたのは東京タワーのふもと、芝公園・・・ スタートから12キロほどの地点である。
この辺りは有楽町駅から始まる往復路にあたり、ランナー達は品川駅を目指してその折り返し地点で再びここ
芝公園、有楽町駅へと北上してくるルートになっている。 テケテケも応援のため追いかけている親戚の“お兄さん”を
見つけることの出来るチャンスと思って、往復路の復路にあたる芝公園・新橋・銀座へと“歩いた”。
新橋駅そばで通りかかった20キロ地点でのタイムは、2時間36分22秒を指している。という事は午前11時36分。

今こうして“お兄さん”の走りを振り返ると、この地点の通過は2時間11分43秒・・・ 11時21分だったようだ。

その差15分。 ・・・う〜ん、惜しかった。
しかし、秒単位での積み上げであるマラソン競技での15分はかなりの大きさを持つ。
その頃はテケテケが芝公園に到着した頃だったろうか・・・

今大会ではランナーサービスとして、個々のランナーが5キロ毎にどのようなペースで走っているかを知ることの出来るインターネットサービスが提供されていたのだが、競技中は回線の混雑でほとんど機能しなかった・・・ 3万人のランナーに対する“超・大応援団”が熱く見守っている以上、いた仕方ない事ではあるが、この時この15分差が分かっていればこの先で見つけられたかも知れないのに・・・

テケテケはこの先、銀座駅から地下鉄・浅草線で浅草へ。 浅草雷門周辺は先ほどの有楽町〜品川間と同様、
銀座駅から浅草駅にかけて往復路になっていて、ちょうど雷門を横目にして折り返すようになっている・・・
そのため浅草駅からの地下道によってしか雷門側とその反対側とでは完全に往来が出来ず、
テケテケも一時“陸の孤島”に遭難した。
ここでも浅草から蔵前までの一駅をランナーとともに歩む。

スタートの時間から降り続いた非情の雨も上がったようだ・・・


テケテケの応援すべきその姿はここでも見つけられない・・・
それもそのハズ、テケテケが銀座で浅草行きを決めた頃には30キロ地点の両国橋を通過して、まもなく銀座へ帰ってこようとするタイミングだった。

浅草へ赴くことなく銀座での折り返しを待ったほうが賢明だったのかも知れないが、浅草での沿道の応援の暖かさに触れて、今大会の成功をテケテケも体感できた。

その後テケテケは日本橋周辺での応援を考えていたが、そこへ向かう車中で“お兄さん”がすでに35キロを通過
している報を聞く事になる。  テケテケも遅ればせながらゴール地点・ビックサイトを目指さなくては!
目的地を変更して東銀座駅で下車、歌舞伎座や築地駅付近での築地本願寺を横目にして新富町へ。

新富町から数箇所の風景を写真に収めながら、
ゴール地点のビックサイトを目指す。
豊洲駅付近(38キロ)

フィニッシュまであとわずか・・・42キロ地点

午前9時10分、雨の新宿・都庁前をスタートしたランナーたちは思い思いのペースでこの瞬間を待ち望んだに違いない・・・
42.195キロ、そのゴールが見えている。
首都・東京のあらゆる観光スポットをその目に焼きつけ、今日この日の感動を胸に刻んだ事だろう。

テケテケの到着は5時間58分35秒を指していた。
応援していた“お兄さん”のゴールは4時間22分01秒。
テケテケが浅草・蔵前付近を歩む頃、すでにその時を迎えていたのだ・・・

すばらしきその走り・・・ テケテケの見込みは、取材がてらとはいえあまりにも失礼だった。
スタートラインをまたぐまでのプラスアルファを加えてのこの時間、その健闘に大きな拍手を送りたい。
こうして記念すべき第1回東京マラソンは幕を閉じた・・・

コンクリートジャングル、人工的建造物の印象強い「東京」に人の優しさや暖かさ、人の強さを感じさせながら。

その後、その日の夜に秋田への凱旋が決まっている“お兄さん”を囲んで祝杯を揚げた。 記念すべき第1回大会とはいえ、“お兄さん”のこの頑張りがなかったらここまでの興味をもって観戦できた自信はテケテケにはない・・・

とっても貴重なひと時を頂いた。

そして、「走る事が楽しい」といえるその言葉の意味を、市民ランナーたちの見せてくれた楽しげな姿を通じてホンのチョッピリ感じることが出来た。

まずは目の前の一歩から・・・
そして歩を進めなければゴールはない。

すがすがしさ極まる達成感と解放感で、この夜の美酒に酔いしれる。

42.195キロ・東京マラソン第1回大会、完走おめでとう!!

男子1位 ダニエル・ジェンガ 2時間9分45秒
2位 佐藤智之 2時間11分22秒
3位 入船 敏 2時間12分44秒
女子1位 新谷仁美 2時間31分01秒
2位 谷川真理 2時間49分54秒
3位 田中 光 2時間50分02秒


有名人のタイム: 鈴木宗男(衆院議員)4時間7分40秒 中村扇雀(歌舞伎俳優)4時間52分45秒
            玉袋筋太郎(浅草キッド)4時間45分30秒 水道橋博士(浅草キッド)5時間8分25秒
          海老名はな(女優)4時間59分54秒 田尾安志(野球評論家)5時間40分22秒
有森裕子(ランナー)2時間52分45秒[女子5位・引退レース]


(2007.3.1up)