さいたま 「県民の日」ぶらり旅

ある日、ふと車内広告が目に留まる・・・

11月14日は埼玉県の「県民の日」。
埼玉県民5年生となったテケテケも、この日初めて知った。 
そしてこれに併せたJRの企画乗車券が発売されるらしい・・・
右図のエリア内、乗り降り自由で1200円。

ここのところの悪天候で「テケテケ散歩」に飢えていた事もあって、飛びつくようにこの乗車券をゲット。 
埼玉県内のJR線の少なさに意外さを覚えながらも、「ご近所」であるハズのまだ見ぬその世界に胸を馳せた。

そして当日は雨の予報も覆り、澄み渡った青空の下でのぶらり旅となった。
せっかくのこの機会、行ったことのない場所をあちこち回ろう。  
こうした漠然としたテーマでも、そのテーマのおかげでモデルコースが頭に浮かぶ・・・

絶対に外せないのは「八高線」。
                     と、なると時刻表を要チェック!!
 
時刻表


この日の旅の始まりは、埼玉県の南の玄関駅・戸田公園。
そしてこの駅を、12時01分の快速電車川越行きで旅立った。

手にした時刻表によると、このまま最速で八高線を目指せば、12時33分川越着・12時37分川越発・
13時ちょうどに高麗川へ到着、13時02分の高崎行きへ飛び乗れる・・・
 しかし、それではあまりにも慌しく、あまりにも味気ない。

そこで、この段階で八高線を一本見送って一時間半の時間を生み出した。

向かうは「小江戸・川越」、かすかにその存在を知っていた「駄菓子屋横丁」を目指す事にした。

大宮以北の風景はどこも目新しく、思いつきの下車地を探しながらの数駅はほどなく過ぎ去って、
12時33分定刻通りに川越駅に到着した。

オイラも日々お世話になっている埼京線車両もここでお休み・・・ 
恵比寿行きとなって帰っていく。

しかし、大宮以北ではオイラも知らぬ間に「埼京線」ではなくなっていたらしい・・・
「川越線」のお手伝いにココに来てるんだってそう、カレは言ってたよ。>^_^<


川越の街に降り立った・・・
しかし、八高線を目指す旅にムダに出来る時間はない。

さっそく、気になるものを発見!
「小江戸巡回バス」らしい。 これは、主な観光地を結ぶ巡回バスで、川越駅西口から本川越駅、喜多院、本丸御殿、
蔵の街などをまわってくれるらしく、是非とも乗ってみたかったのだが、目的とする駄菓子屋横丁へは40分かかる
との事で断念。
1回180円という値段も魅力的だった・・・。


東口に回り直して市内循環のバスを利用して「一番街」で下車。 
ほどなく古き良き川越の街が目に飛び込んでくる。 右の写真が平成8年に環境庁の主催した「残したい日本の音
風景百選」にも選ばれた、川越のシンボル・時の鐘である。 今でも午前6時、正午、午後3時、午後6時の
4回市民にその時を知らせている。 

川越の街は、芋アイス・芋せんべい・・・と芋づくしの街で、ひょっとしてこれらを称して駄菓子屋横丁って
言うのかななんて勘違いをするトコだったけど、お店の方の案内を受けて目的の地・駄菓子屋横丁を発見!

かつては70軒以上がひしめき合っていたと言われるこの横丁には今もなお20軒程度が
訪れる者を楽しませてくれている。


巨大ふ菓子をバットに見立ててパチリ。
 ココでしか買えないでしょ?(^o^)丿

埼京線車両のお手伝いを受けた「川越線」も、ここ川越から先は4両編成の懐かしさの漂う車両にお乗換え。 
車両は変わっても川越線は川越線? わかりにく〜い。(>_<)

まぁ、時間も時間だから終点の高麗川へ急ぐ事にしよう。

12時33分の川越到着から八高線の時間を逆算した13時57分までを有効に小江戸散策に充て、
13時57分発の川越線で14時22分に高麗川へ到着。


ここからが今回の旅のメインテーマ「八高線の旅」。
八高線はその名の通り、八王子−高崎を結ぶ路線なのだが、ここ高麗川を境に以南の八王子方面が電化され、
以北の高崎行きが非電化のまま残されたため、この駅でそれぞれに対応する車両が必要になってくる。 
それを象徴的に示したものが下の写真である。 
そして、その運転本数も恐ろしく少ない。その貴重さを伝えるべく用意したのが「時刻表」である。
是非、参照してね。(^。^)

 時刻表

14時31分、関東近郊にあって電化されていない珍しい「気動車列車の旅」がここからはじまる・・・
しかしそうはいっても、一時間以上の間隔の空くこの列車では、途中下車にかなりのリスクが伴う。
 フリーパスの有効な丹荘までの間で下車駅をさんざん迷って、JR・東武鉄道・秩父鉄道の三線が乗り入れる
「寄居」駅での下車を決めた。

日常との違いが大きければ大きいほど、旅の途中のテケテケは大満足。
その道中に続く車窓は期待通りのものだった。


八高線・高崎行き(非電化)と八王子行き(電化)

迷った末の途中下車。 しかし、この駅に決めた理由は何もない。
ただ、ひたすらに駅周辺を物色。 新たな好奇の高なりを求めて。


しかし、この町のスポットは発見できなかった・・・

やはり時間的制約も大きく、アシもないぶらり旅ではその実現は難しいらしい。(^_^;)

このまま、この途中下車を意味なく終わらせてはもったいないとばかりに、唯一見つけた飲食店で
「たこやき」を仕入れて腹ごなし。
旅先の飲食は、何を食べても、何を呑んでも美味しく感じる幸せなテケテケであった・・・。

ほどなくして寄居駅に戻ると、そこに見慣れた車両が滑り込む。 
テケテケの幼少期に、長きに渡ってお世話になった、
かつての都営三田線・6000形。 
三田線を退いた後、インドネシアや熊本、そしてここ秩父で活躍を
続けている。

余談だが、三田線時代には西高島平−三田間22.5キロを走っていた
この車両が、“第二の人生”で71.7キロを走り回るとは
隠居生活も楽じゃないねー。 (~_~;)


JR、東武、秩父鉄道の三社が連絡するこの駅は、
様々な車両が元気に、そして静かに走り抜ける。
“タイムマシーン”との思わぬ再会に満足感が高まる中、
残念な事実を知った・・・ この日、ついさっきこの場所をSLが
通過していたのだ。

−そう、テケテケが「たこやき」を頬張るその瞬間に・・・ 

生涯初の活きたSLを見逃してしまった。「後の祭り」とはこの事を言う。

敢えて次なる課題を残しつつ、今回のレポートを終える事にする・・・
「続き」があるって前向きでいいね。

おまけ
先日見逃してしまったSLに、再びめぐりあう機会を得た・・・


今年・平成13年のSL運転の最終日を翌日に控えた11月24日、晴天の秋空にも誘われて、
まだ見ぬ秩父路のSLに思いを馳せた。

SLの到着を待つこの場所は長瀞(ながとろ)。
紅葉真っ盛りのこの時期、多くの観光客でごったがえしていた・・・
しかし、そこは大自然。大自然の懐の広さに人影も気にならない。

テケテケ一行も、駅前で仕入れた「焼きたて煎餅」をサクサクしながら大自然と同化する。
焼きたての「バリバリ」ではない、「サクサク」とした歯ざわりが新鮮だった・・・

鮮やかな紅葉と峡谷の中を進む川くだりを眺めつつ、テケテケの拠点・戸田橋へと導く荒川源流ほど近くから、
流れるひとひらの葉を見つけ、その旅の無事を祈願した。



15時3分・・・だったかな? 待望のSLが長瀞駅へ入線。
多くのファンが待ちわびる中を軽快な汽笛を轟かせながら・・・

テケテケも活きたSLさんとは初対面。
そのなんとも言い表しがたい勇ましさと格式の高さに圧倒されていた。


思いがけずこのSLへの乗車がかない、長瀞−寄居間の20分少々のSL旅を楽しんだ・・・

物珍しさから車窓から顔を出してまで、その一挙手一投足に注視していたのがたたって
灰が目に入って目が開けられなくなったり、髪の中にカサカサと潜り込んでいる事に気がついた・・・

SLが姿を消さざるを得なかった致命的な欠点ではあるけれど、その噴き出す噴煙がSLの魅力でもあるという
痛し痒しの複雑な思いに行き着いた。

10日前の旅の続きが、こうした形で集結できた事に幸せを感じざるを得ない。 (^o^)丿  

('01.12.5up)


八高線  高崎方面時刻表  (高麗川〜高崎間直通のみ表示 ・ '01.3.19改訂)

高麗川
毛呂
越生
明覚
小川町
竹沢
折原
寄居
用土
松久
児玉
丹荘
群馬藤岡
北藤岡
倉賀野
高崎
                             ○   ○
531 625 657 728 818 901 1022 1143 1302 1431 1553 1705 1807 1902 1953 2117
538 631 704 735 825 916 1029 1149 1309 1439 1600 1716 1813 1909 2003 2123
541 639 708 746 830 920 1037 1154 1314 1447 1607 1720 1818 1914 2007 2127
547 648 718 752 836 926 1043 1200 1320 1454 1613 1726 1824 1920 2013 2133
556 657 730 801 845 935 1053 1209 1329 1505 1622 1736 1834 1930 2022 2145
600 704 734 805 853 943 1057 1214 1334 1509 1626 1744 1842 1940 2030 2150
605 710 740 811 858 948 1103 1219 1340 1515 1632 1750 1848 1945 2036 2155
610 715 748 815 903 956 1113 1229 1347 1534 1640 1754 1852 1950 2040 2200
614 720 753 820 908 1001 1118 1234 1353 1539 1646 1759 1857 1955 2040 2200
618 724 757 824 911 1005 1122 1238 1357 1544 1650 1803 1901 1959 2049 2208
623 729 802 829 919 1010 1127 1244 1402 1549 1655 1808 1906 2007 2054 2213
628 736 811 834 924 1015 1132 1249 1407 1553 1700 1813 1911 2012 2058 2218
633 742 816 839 930 1021 1137 1254 1414 1559 1711 1818 1920 2020 2107 2223
637 746 821 844 934 1026 1142 1259 1419 1604 1716 1822 1924 2025 2111 2228
641 750 825 848 939 1030 1146 1303 1423 1608 1720 1826 1929 2029 2115 2232
647 756 830 853 944 1036 1151 1308 1429 1614 1726 1832 1934 2035 2121 2237
                                          =テケテケ乗車列車

  
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